プログラミングの本おすすめ5選(C言語、Python)
プログラミングのスタンダードな勉強法として、入門的な本を読んで実際にプログラムのコードを書くということが挙げられます。
しかし、レベルに合わないものや専門的すぎるものを参考にしてしまい挫折してしまうことがあります。
そこで今回は入門に最適な本とそれに続く中級の本をご紹介していきたいと思います。
①C言語編
1、MMGames著 苦しんで覚えるC言語
こちらはC言語に関する入門書です。読者としてはプログラミングに触れたこともない方を対象にしています。
タイトルの「苦しんで覚える」でしり込みをしてしまうかもしれませんが、実際の内容はとても丁寧に書かれており、まったく苦しさを感じませんでした。
最初にプログラムとは何か、メモリやコンパイラについて解説しており章末には簡単に復習問題がつけられているのが特徴的です。
ポインタ宣言や複数ファイルの取り扱いなども書かれており、C言語に限らずあらゆるプログラミング言語の基礎として参考になると思います。
2、柴田望洋著 新・明解C言語入門編
こちらの本もC言語の入門的な本で、定評がある本です。申し訳ありませんが筆者はこちらの本で勉強したというわけではありませんが、辞書的な役割で使っています。
苦しんで覚えるC言語と同様、かなり基礎的なことから説明しておりわかりやすいです。サンプルプログラムが豊富でビジュアル的にもみやすいという特徴があります。
また、本ブログでもこちらの本を基本にC言語の基礎を解説していますので、よろしければどうぞ。
1,2で紹介したどちらの本を読むかはご自身の目で見比べるのがよいと思われます。
3、柴田望洋著 新・明解C言語中級編
2で挙げた著者の本ですが、続編に当たるものです。想定している読者としては入門書での勉強を終えたが、まだ自分でプログラムを書けないような人を対象としています。
入門書というのはどうしても言語の文法というところに重点をおいてしまうため、実際に扱われるプログラムなどに手が回りにくいです。そこで本書は本格的なプログラムコードを勉強しながら中級者の道を歩むという内容です。
例えば掲載されているプログラムとしては、じゃんけんゲーム、カレンダー、英単語記憶ゲームなどです。
Step by step で段々と複雑な機能を付け加えていくという形式で、プログラムを理解しながら読み進めていくことができます。
2で挙げた本と同様に書き方はかなり丁寧で、著者独特のわかりやすさがあり楽に読むことができます。
②、Python編
1、柴田望洋著 新・明解Python入門
C言語編に挙げた柴田望洋さんが書かれたPythonの入門書です。C言語の場合と同様にPythonに触れたこともない読者を想定しています。
PythonはC言語などに比べ、コードの書き方が簡単であるという特徴があります。しかしその分プログラム内部の構造が複雑でC言語などとは異なってきます。本書はそのようなことに関しても丁寧に説明されており、大変参考になります。
オブジェクトというのが一つポイントなのですがこのことに関しても、コンピュータの深い知識がなくても容易に理解できるように説明されています。
また、Pythonの文法的なことに関して基礎的な範囲でほとんど書かれているので辞書的な扱いをすることができます。
本書には他の本にはない、出回っているPythonの間違った知識に触れられており信頼性があります。こちらの本で勉強すればまず正しい文法は身に付くと思います。
2、Andreas C.Muller, Sarah Guido 著、中田秀基訳 Pythonではじめる機械学習
Pythonは機械学習などで広く用いられている言語なので、入門書の後は機械学習を学ぶことを目的とした本を読むことをお勧めします。
しかし、機械学習は数学を基礎としており用いる数学勉強しなくてはならないものもあります。
本書はそういったことは一切必要とせず、Pythonの基本的な文法さえわかっていれば機械学習のプログラムを勉強できてしまうという優れものです。
最初にPythonのパッケージであるNumpyやPandasなどについて軽く説明し、機械学習の基本的な考え方をプログラムと共に解説しています。
記述の仕方は入門書よりはやや専門書といった感じで難しい書き方をしていますが、丁寧に1行づつ読んでいけば問題なく理解することができます。
一つ注意する点があって、プログラムの誤植がたまにありバグが起きることがあります。本書に訂正表が載っているサイトのアドレスが掲載されているので、そちらをまず確認したほうがよいと思います。
以上、簡単ではありますが個人的に読んでみてよかったものを紹介しました。
独学が厳しい、という方はプログラミングスクールに通うというのも手だと思います。参考までにプログラミングスクールの情報を掲載しておきます。
最後に、まずは自分で手を動かして自分に合った勉強法や本で勉強するのが1番かと思います。出回ってる情報をうのみにせず、まずは始めてみましょう!